第8回きゅーはく女子考古部〜ドキドキ☆はじめての土器・はにわ作り〜

年内最後のきゅーはく女子考古部は・・・

土器・はにわ作りです!

日本の中でも最も早くから

水田稲作が行われたと考えられている遺跡の一つ、

板付遺跡におじゃまさせていただきました!

板付遺跡からは弥生土器がたくさん出土しているんです〜!

板付遺跡には、弥生時代の暮らしを体験できる

板付遺跡弥生館という体験展示施設があります。

こちらでは、複製の農具や楽器、貫頭衣を使った

さまざまな体験ができるのです(^o^)/

 

午前中はまず、弥生館にて板付遺跡の概要を教えていただきました*

↑広大な水田を作っていた板付周辺を再現した模型。

全国的な傾向として、今の田んぼよりも区画が小さかったそう。

板付遺跡では集落と合わせて墓地があったことも分かっていて、

土器だけでなく甕棺も見つかっています。

 

次に、水田、竪穴住居などを復元した集落を見学*

 現在、板付遺跡では出土した植物の種や実を当時の人々が

どんな風に栽培していたかを検証する実験を行っています。

(きゅーはく女子考古部もお手伝いさせていただいています!

詳しくはこちら☞ http://kyuhaku.jugem.jp/?day=20180517 )

 

その過程で実ったのが、こちら!

ちびっこ部員たちが総出で探索していました(^^)

あっという間にたくさん見つけちゃいましたね✿

 

弥生館に戻り、体験コーナーを満喫!

石包丁を使った穂摘み、脱穀、土笛、火おこしなど、

弥生時代の暮らしを体験できるラインナップです〜◎

 

ひとしきり楽しんだ後は、土器班のみなさんが

土器と埴輪の種類や作り方などについて、

調べたことを説明してくださいました!

早く作りたくなってしまいますね\(^o^)/

 

お昼をはさんで・・・

 

いよいよ土器作り開始!

 

今回は、朝倉市の土器作り名人・隈部さんに

作り方をレクチャーしていただきました。

使うのは、

竹べら・竹ひご:形を整えたり、穴をあけたりする

スポンジ:水を含ませて表面を滑らかにする

木の板:粘土を乗せて作業する

テグス:粘土を板から外す

貝殻:表面に模様をつける

など!

 

まずは名人によるデモンストレーションです。

‥擺錣猟譴良分となる土台を作ります。

粘土でひもを作って土台のまわりにまきつけます。

ひもが一周しなければ付け足します。

 

ひもと土台の境目をなじませます。

△鉢を繰り返します。

 

ここまでをあっという間に仕上げてしまう名人。

お、これはさくさく作れるかも・・・

と思いきや。なかなか思い通りの形にならないのです・・・!

 

ある程度かたちができたら、

へらで穴をあけたり

模様をつけたり

これは・・・?

なんと馬の足でした!

 

土器も埴輪も、力作がたくさんできましたよ\(^o^)/

少しだけご紹介♪

 

あっという間の2時間でした。

これらを1ヶ月程度乾燥させて、野焼きにします!

その様子はまた後日〜(^^)/~~~

投稿者 | 989edu |
第7回きゅーはく女子考古部〜もりだくさん!古墳ツアー&発掘・測量体験!〜

早いもので、今年ももう12月ですね。

女子考古部の活動も後半です。

11月の活動は、古墳ツアーと発掘・測量体験!

女子考古部

穏やかな陽気の中、4期生初のバスツアーでした☆

 

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午前中は、古墳を二つ見学!

道中のバスの中で、顧問の古墳講座を開講し、

古墳について基本的なことから、マニアックなことまで

教えていただきました。

 

ひとつめの古墳は、福岡県筑紫野市にある五郎山古墳です。

6世紀後半に作られた、丸い形をした円墳で、装飾古墳です!

装飾古墳とは、石室の壁面に絵具や線刻で装飾文様をほどこした古墳のこと。

全国的にみて、九州に多いのも特徴です。

昨年度の女子考古部では、福岡県のうきは市で装飾古墳を見ましたね(^^)

うきは市古墳ツアー→http://kyuhaku.jugem.jp/?day=20170801

 

隣接する五郎山古墳館で、とてもわかりやすい解説映像を見せていただきました。

女子考古部 五郎山古墳

五郎山古墳の装飾壁画には、馬や人、動物などが描かれていることがわかりました。

続いて、実物大に再現された石室の中へ!

女子考古部 五郎山古墳

真っ暗の中、懐中電灯を持って進んでいくと、石室の一番奥に装飾壁画を見ることができます。

女子考古部 五郎山古墳

大人は立つことができません!

石の積み方も再現されており、その絶妙さに圧倒されます。

 

古墳館にて五郎山古墳を知ったあとは、いよいよ実際の古墳に向かいます。

坂道、もしくは階段を登ると見えてきます。

女子考古部 五郎山古墳

石室は5日前までに予約すれば、見せていただけます!

(撮影禁止なので写真はありません)

壁画を窓越しに見ることができるんです。

女子考古部 五郎山古墳

部員によって見え方に差がありましたが、千年以上前の壁画だと思うと感慨深いですね(^^)

女子考古部 花立山

二つめの古墳は、今回お邪魔させていただく発掘現場近く、小郡市にある花立山穴観音古墳です。

花立山公園から、イノシシに注意しながら歩くこと数分。

女子考古部

前方後円墳に着きました!

上から見ると鍵穴のような形です。

この古墳も、石室に線刻の装飾がほどこされています。

女子考古部

顧問自身が新たな線刻を発見した、ご自慢の場所だったのですが…

古墳の中は、野生の生き物がたくさん!

中に居るのは、少しの時間が限界でした!

 

周辺は、あれも古墳?これも石室跡?状態です。

女子考古部

↑石室の入り口だけ残っていたり…。

この花立山、実は古墳だらけなのだそうです!

古墳は山によく作られるもので、平野にポツンとあったこの山に集中したのだとか。

女子考古部

さらに、この山は須恵器を焼く為の木材を提供していて、5世紀あたりは丸裸の山だったそう。

古墳のかたちがはっきり見える、古墳作りには絶好の場所だったのですね!

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お昼を食べて、いよいよ発掘です!

訪れたのは、小郡市にある現在発掘調査中の干潟遺跡です。

管理されている小郡市教育委員会の方に、この遺跡について説明していただきました。

女子考古部

干潟遺跡は、7〜8世紀、一部9世紀にかけての大規模集落であることが、判明しているそうです!

これまでに、住居や廃棄土坑(割れた土器の破片などが捨てられていた穴)、

溝(水路と推定されるが、土器片も見つかっている)などが見つかっています。

女子考古部

続いて、発掘班の発表!

女子考古部

福岡県にある遺跡について、発掘用語集、発掘の流れ、

遺物の整理の仕方、なぜ遺跡は地下に埋まっているのか、平板測量とは、

 

以上6つの視点から発掘についての基礎を伝えてくれました(^^♪

 

では、さっそくやってみましょう!!

女子考古部

今回、女子考古部がさせていただいたのは、遺構検出という作業(建物跡等を探す作業)です。

作業の中で、重要なのは土の色を見分けるということ。

古代の住居跡や柱跡の穴は、土に埋もれた状態で見つかります。

その土はもともとの地面と成分が違うため、色が違います。

女子考古部

↑もともとの地面は茶色。溝(遺構)に埋まった土は黒っぽい。

土の色を見ながら住居跡の形を探ります!

全員一列になってスタート!

女子考古部

↑ここから、後ろに下がりながら地面の表面を削っていきます。

専用のスコップで、ガリガリガリガリ…

女子考古部

現場に燃える顧問、副顧問らの指導を受けながら、

丁寧に素早く!ガリガリガリガリ…

女子考古部

茶色と黒色、2色の境目があることがわかってきました。

女子考古部

この遺跡は、特に土の色がわかりやすいらしいです。

女子考古部

赤茶色の土器の破片も出てきました!

見つけた破片は、動かさないのが基本。

小さい破片は、現場の方に確認していただいてから、掘り出してまとめておきます。

女子考古部

地面に茶色と黒色の境目が、はっきりしてくるにつれて、

その境目の形が、古代の住居の形なんだ!とわかり熱が入ります。

女子考古部

ついに黒曜石の矢じりを発見!

※矢じり自体は縄文時代のもの。住居跡は古墳〜奈良にかけてのもの?

女子考古部

女子考古部

住居跡の検出が終了!

重なるようにして正方形が並んでいますね。

時期の異なる二つの住居が、ここに存在していたことがわかります。

ちょうど、立っている方の足元あたり、

焼けた粘土片がたくさん見つかった場所は、炉跡だと考えられます。

女子考古部

↑住居跡の周囲には、丸い穴の跡も。これは柱の跡でしょうか?

自分たちで掘り起こした遺跡に、満足そうな部員さんたち。

女子考古部

では、測量もやりましょう!

 

発掘調査の現場では、記録の為に測量も行います。

測量には、様々な方法がありますが、今回は平板測量を行いました。

女子考古部

基準点から遺跡のポイントとなる箇所までの距離を測り、縮尺定規を使って、点を描いていきます。

女子考古部

点をつなげると、遺跡の形になります。

女子考古部

レベルは高さを測るときに使う道具です。

全国各地には、標高を示した基準点があり、

その基準点を参考に、遺跡の穴はどれくらい深いのか、どれくらい盛り上がっているのかを

測っていきます。

女子考古部こどもチームが測った住居跡の測量図がこちらです!

女子考古部

貴重な発掘体験を通じて、

考古学に関わる大変さ、面白さをより感じた一日でしたね。

次回は、土器、埴輪作りです!

お楽しみに☆

ご協力いただいた五郎山古墳館の皆さま、小郡市職員の皆さま、ありがとうございました!

投稿者 | 989edu |
第6回きゅーはく女子考古部〜遺跡で自作古代食ランチ〜

秋晴れが気持ちいい10月下旬のとある日・・・

今回の活動の舞台は、福岡県朝倉市平塚にある

平塚川添(ひらつかかわぞえ)遺跡公園です!

こちらは弥生時代後期〜古墳時代初期(紀元2〜3世紀)の大規模な集落遺跡で、

最盛期には数百人が生活していたと考えられています。

筑後川支流の小石原川中下流の低地にあり、

多重の環濠(かんごう=お堀のこと)に囲まれているのが特徴です。

集落には竪穴住居高床式倉庫祭殿集会所などの

建造物が復元されているだけでなく、

出土した花粉や樹木の葉、木の実などを基に、

当時の自然環境も再現されています。

緑豊かな集落の様子がとても素敵ですね*

当時もこんな様子だったのでしょうか。

古代食を作るのにバッチリなロケーションです!

 

早速、朝倉市教育委員会の中島さんに遺跡についてお話を伺います。

発掘のときに見つかるのは建造物の柱のです。

なので、実際にどんな構造のものが建っていたのかは分かりません。

そのため、現在復元している建物は資料や調査結果をもとにしつつ、

「こんな建物だった可能性もあるのでは?」

と、構造に少し工夫をしているのだそう!

生活の痕跡から、当時の暮らしを想像してるんですね〜(^^)

また、平塚川添遺跡は川の中下流にあるため水気の多い土地です。

集落を囲う環濠は地盤の水気を抜く役割もあるんだとか。

ただ、土地の水分のおかげで、状態のいい木製品が多く出土しています。

農耕具や建物の建材、机などの家財道具、

はたまた高床倉庫などに備え付けられるねずみ返しまで!

 

平塚川添遺跡について詳しくなったところで、

古代食クッキング スタート

 

〜〜〜〜きょうのこんだて〜〜〜〜

 

仝殿緤篤り雑炊(山)

古代米入り雑炊(海)

C肉のグリル

い匹鵑阿蠅んとん

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

さてさて、どんな料理になるのでしょうか・・・(^^)ゴクリ

 

今回は、お鍋代わりに弥生土器(レプリカ)を使っての調理に挑戦!

まずは、住居の中と外に石を組んで炉を作ります。

土器が倒れないように安定感をもたせつつ、

薪を入れるスペースを確保。

さまざまな形・大きさの石を積むのはなかなか難しい・・・。

焼肉の網用の炉も作りました!

そして料理に必要なのは・・・火!

!!

 

というわけで、火おこしやってみましょう!

 

まずはお手本に、中島さんのデモンストレーションです。

遺跡にある火おこし道具を使います。

教科書などでよく見るアレです(^^b

上下に手を動かして、木の棒を回転させ、

摩擦で火種を作ったら

煙の出ている火種を

もふもふのゆりかご(麻ひもをほぐしたもの)にうつして

手に持って振る!!

すると・・・

煙が!!!

この中で炎を大きくして、炉にうつします。

 

部員さんもチャレンジ!

手を上下に動かします。

動かすスピードが上がります!

ゆりかごでキャッチしてふりふり!

火がついています!!

炉の薪に着火!!!!!!!!!

火力が強めです!!

別の住居でも火がつきました。

これで炉の準備はOK!(^^)!

火がつかないと調理ができないので一安心。

 

続いて、食材の下ごしらえです。

雑炊の具やグリル用のお肉を切り分けます。

この立派なお肉は猪肉!

大きなかたまり!!!!

こちらは、害獣を駆除している猟師さんから分けていただきました。

早速焼いてみます。

香ばしい香り・・・(*^_^*)

素材の味を生かしまくります!!

 

土器で作るのは、古代雑炊

出土した弥生時代の土器には、

お米がこびりついていることがあるのですが、

そのお米は粒がどろっとした状態だそう。

そのため、当時は雑炊にして食べていたのではないかと考えられるのです。

 

土器に白米と古代米(黒米)、水、昆布をいれて火にかけます。

古代雑炊(山)には猪肉としいたけを、

古代雑炊(海)にはぶつ切りにした鯛とアサリを入れました。

山の幸と海の幸のどちらも味わえる贅沢なラインナップ!

水を足したり、塩で味を調えながら1時間ほどぐつぐつ火を通せば・・・

完成!!!

黒米の割合は少なめですが、白米が紫色に染まっていますね☆

具材のうまみがぎゅっと詰まっておいしい〜\(^o^)/

葉っぱや土器に食事を盛り付けてみました!

ぐっと雰囲気が出ましたね!

とても素敵な食卓です♪

 

デザートは、どんぐりきんとんです。

どんぐりの中でも、街路樹にもあるマテバシイ

あく抜きをしなくても食べられます。

みんなで硬い殻と渋い薄皮を剥いて、

土器でわかしたたっぷりのお湯でゆでます。

やわらかくなったら、つぶす!つぶす!

お湯で溶かしたはちみつをいれてさらに混ぜ、

きんとんのようにラップを使って丸く成形すれば、

完成!!!

そぼくな甘みと、どんぐりのほくほく感がありました*

 

メニューが出揃ったところで、みんなでいただきま〜す!

11時から作り始めて食べ始めたのは14時半。

時間もかかったし、慣れない作業も多くて大変でしたが、

やっぱりみんなで作って食べるご飯は最高!

 

弥生時代の人たちも、こんな風に力を合わせて

ご飯を作って一家だんらんしていたのかなあと思った1日でした。

 

次回も九博を飛び出します!

乞うご期待\(^o^)/★☆

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者 | 989edu |
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