第5回スケッチしナイト☆ 開催しました!

 

69()に、夜間開館特別企画

『スケッチしナイト★』が

文化交流展示室で行われました♪

 

昨年度よりスタートした展示室でのスケッチイベント。

少しずつみなさんに知っていただき、

時間前から待ってあるお客様も。

嬉しい限りです。

 

今回は「再現文化財 国宝 東大寺広目天像」をスケッチしていただきました。

まずは、担当研究員より解説。

「原像は奈良の東大寺の戒壇堂に伝わる国宝四天王のひとつで、

奈良時代、8世紀半ば頃に作られた塑像の最高傑作。

展示しているのはその国宝の塑像を木彫りで写し取った作品です。

眉をひそめて遠くを見る表情やしなやかで静かな身の構えなど、

原像の素晴らしい造形が見事に写し取られています!」と、

見所を十分に聞いたうえでスケッチ開始。

今回は何と50名(!)の参加がありました。

初回から欠かさず参加されている方も(^.^)。

 

色んな角度から描いていた小学生の女の子。すごい集中力です!(^^)!

 

お話を少し伺ってみると、

熊本から(!)参加された方、

お子さんが絵を描くのが好きで一親子で参加された方、

(お子さんば中学校で美術部だそうです(^.^))

絵手紙教室の方に誘われて参加された方

イベントを見かけて参加された方など様々。

 

みなさん、思う存分スケッチを楽しまれていました。

 

 

作品の一部を紹介いたします。

 

次回もお楽しみに!

投稿者 | 989edu |
北と東の間より〜九州在住の蝦夷〜

 ジブリ映画「もののけ姫」の主人公、アシタカ様やじるし 矢印 ↑

そのモデルになったのは、古代日本の東北地方に住んでいた「蝦夷(えみし)」と呼ばれた人々です。

 

 実は、この蝦夷の一族は、古代には九州地方にも住んでいました。

今回のブログでは、九州在住の蝦夷をクローズアップしていきます笑顔

 

 日本という国が形づくられていく7〜8世紀(飛鳥〜奈良時代)。

東北では「蝦夷(えみし)」、九州南部では「隼人(はやと)」と呼ばれる人々が住んでいました。

とは言っても、彼ら自身が蝦夷・隼人と名乗ったわけではありません。

これらの名前は、日本の朝廷側からの呼び名です。

天皇を中心とする日本国の外縁に居住していた人々を、一方的に北では蝦夷、南では隼人と呼んでいたのですなく

 

 日本国と蝦夷・隼人の間では、交易等の平和的交流がある一方で、軍事的衝突も繰り返しました。

日本国が蝦夷・隼人も、自分達の支配下に置きたいと考えていたためです。

とくに、日本国と蝦夷の間では、「三十八年戦争(774〜811年)」をはじめとする大規模な戦争が何度も起こりました。

 

 このような対立の下で、日本国に新たに服従した蝦夷の人々は「俘囚(ふしゅう)」と呼ばれましたノート

また、俘囚となった蝦夷の人々は、集まって反乱を起こさないように、日本各地に散らばるように移住させられましたなく

こうして、東北から遠く離れた九州にも、蝦夷の人々がやって来たのです。

 

 現在、九州国立博物館4階の文化交流展では、九州地方で発見された蝦夷ゆかりの出土品を紹介しています笑顔

福岡県京都郡苅田町(みやこぐんかんだまち)の黒添・赤木遺跡(くろぞえ・あかぎいせき)からは、東北地方の土器と同じ形状のものが数多く出土しました。

出土したのは、「長胴で平底の甕(かめ)」と「黒く燻(いぶ)された椀」の土器セットで、奈良時代・8世紀のものです。

貯蔵用の甕と、お茶碗といったところでしょうか笑顔

甕の底部には木の葉の葉脈が転写されています葉っぱ

※大きな葉を下敷きにして、土器をつくっています葉っぱ

 

 九州に移住させられた蝦夷の人々は、故郷と同じ土器をつくり、使い続けていたようですね笑顔

なお、黒添・赤木遺跡の集落は短期間で廃絶しているので、またどこかに引っ越したようです。

 

 次に紹介する展示品は、「蝦夷の刀」と呼ばれる蕨手刀(わらびてとう)ですわらびて

蕨手刀は蝦夷の人々が愛用していた刀に多く見られます。

 錆びてボロボロですが、九州では3振しか確認されていない珍しい小刀ですわらびて

 柄(手で握る部分)の先端が丸まっているので、「蕨(わらび)わらびて」の名前がついています。

蕨手刀という名前は、古代から呼ばれていた名前ではなく、現代人が名付けた名前です。

 

 福岡県朝倉市(あさくらし)の「池の上9号墳」(飛鳥時代・7世紀)という古墳から出土しました。

被葬者は筑紫の豪族と見られますが、どのような経緯で入手したのかは不明ですみずら

 

 蝦夷ゆかりの品々の展示は、来春(2018年3月18日)までの期間限定公開の予定です。

お見逃しなくギャロップ

※展示期間は変更となる場合がありますので、ご了承ください。

投稿者 | 989tenji |
特別展示「六郷満山展〜神と仏と鬼の郷〜」見どころ(第2弾)をご紹介!

現在、4階文化交流展示室で会期中の特別展示「六郷満山展〜神と仏と鬼の郷〜」では、大分県国東半島より、多くの仏像が展示されています。前回の記事に引き続き、見どころを担当研究員の萬納恵介さん、望月規史さん、小嶋篤さんに聞いてみました!

 

−萬納さんのおすすめの仏像を教えてください。

(萬納)私のおすすめは、豊後高田市にある真木大堂の矜羯羅童子(こんがらどうじ)・制吒迦童子(せいたかどうじ)の二童子像です。平安時代後期の仏像で、この時期は貴族好みの穏やかな表現の仏像のイメージが強いのですが、二童子像の体躯は豊かで、表情にはそれぞれの個性があふれています。細かい部分に目を配ると、足の親指をちょっと上げているんです。仏像に動きを持たせようとしたのですが、こういう細かい工夫は教えてもらわないとなかなか気づかないことで、何度も見てようやく発見できるようなものだと思います。

 

重要文化財 左:矜羯羅童子立像 右:制吒迦童子立像 平安時代 11世紀 豊後高田市・真木大堂 

 

−細かい所にも工夫が凝らされているんですね!他に見る時のポイントはありますか?

(萬納)そうですね、ではこんな風に少しかがんで、下から仏像を見上げてみてはいかがでしょうか?見る角度によって、より生き生きとした表情や動きを感じることができますよ!

真木大堂は山間に所在する寺院ですが、初めて訪れた時、これほどまでにすばらしい仏像があることに驚きました。他に二童子像よりはるかに大きな阿弥陀如来像、不動明王像、大威徳明王像、四天王像も安置されており、今回の展示が六郷満山のごく一端しか示されていないことがよくわかります。ぜひ現地にも足を運んで、六郷満山の”仏像の森”に深く分け入っていただきたいですね。

 

−ありがとうございました。つづいて、銅版法華経を担当した望月さんに伺ってみましょう。まず、時代背景を教えてください。

(望月)平安時代後期、各地で仏教の経典が書写され、それを経筒と呼ばれる筒形の容器に入れて地中に埋める、埋経(まいきょう)が流行していました。これは、お釈迦さまが入滅してから56億7000万年(!)ののち、仏教の正しい教えが失われてしまった世界で弥勒菩薩が説法をする時に備えて、仏教の経典を後世に伝えることを目的として行われました。

  

重要文化財 銅板法華経 平安時代 保延七年(1141)紀重永作 豊後高田市・長安寺

 

重要文化財 銅筥板 平安時代 保延七年(1141)紀重永作 豊後高田市・長安寺

 

−お経といえば紙に墨で書かれた巻物をイメージしますが、地中に埋めていたものもあるんですか?

(望月)お経は紙にだけ書かれたのではありません。例えば石や粘土板、銅板など、紙よりも強い素材に書かれることもありました。紙以外のものにお経が書かれるのは、不思議と西日本地域に多く、特に九州ではそれが顕著と言われています。この銅筥の各側板には様々な観音さまが実に優美な線であらわされています。九州の平安時代を代表する仏教絵画のひとつと言って差し支えないでしょう。

 

−最後に、考古資料を担当した小嶋さん、今回の六郷満山展の楽しみ方を教えてください。

(小嶋)今回の展示では、仏像や面など「顔」を持つ作品が多数展示されています。それらを一つ一つ眺めるだけでも、表情に込められた製作者の想いを感じることができるので、ぜひ作品の造形に注目いただきたいですね。この製作者の想いこそ、六郷満山を形づくる信仰の根底と言えるでしょう。

 

塼仏(せんぶつ)飛鳥時代 7世紀 虚空蔵寺跡・下林遺跡・鷹栖観音境内遺跡出土 大分県・宇佐市教育委員会

また六郷満山の仏教美術には、中央と地方の要素、さらには全国に広がる八幡信仰が根底に流れています。解説や図録を参考に、作品の歴史的背景をふまえて鑑賞すると、さらに楽しんでいただけると思います。

 

−ありがとうございました。六郷満山展は11月5日(日)まで開催中す。どうぞお見逃しなく!

投稿者 | 989tenji |
特別展示「大分県国東半島宇佐 六郷満山展〜神と仏と鬼の郷〜」が始まりました!

4階文化交流展示室(3テーマエリアおよび、第5・6・7室)では、11月5日(日)まで「六郷満山展〜神と仏と鬼の郷〜」を開催しています。 六郷満山(ろくごうまんざん)とは、大分県北東部の国東半島(くにさきはんとう)の六郷に古くから由来する寺院群の総称です。 この地には、伝説的な聖僧・仁聞(にんもん)によって始められた山岳信仰と、宇佐神宮を発祥とする八幡信仰が融合した独特な山岳仏教文化が花開き、平成30年(2018年)には開山1300年という、節目の年を迎えます。

 

     

左:国東半島の位置

中:大分県指定有形文化財 宇佐神宮南中楼門

右:国重要文化的景観 田染荘(たしぶのしょう)小崎の農村風景

 

今回は、楠井隆志展示課長と、岸本圭主任研究員のインタビューを交えながら、おすすめの仏像や、普段は見ることのできない展示の準備の様子をご紹介します!

 

−展示作業で難しいところはどんな所ですか?

(楠井)展覧会のためにお借りしてきた大切な仏像ですので「絶対に傷をつけない!」ことに全神経を注いでいます。仏像をお寺から博物館まで無事に輸送でき、安全に展示室まで運べたことを確認しながら、慎重に開梱(かいこん)作業を行っています。

 

 

▷所蔵先の豊後高田市・無動寺(むどうじ)から薬師如来坐像を運ぶ様子

 

 

▷九州国立博物館の展示室内で梱包を解く様子

 

 
▷仏像を傷つけないよう慎重に運びながら、展示場所に設置しています

 

−この仏像の見どころを教えてください。

(楠井)この薬師如来坐像は平安時代後期の一木彫像です。浅く刻まれた衣紋(えもん)の表現や、おだやかな表情、顔の肉づき、胸の膨らみにも注目です。思わず触れてみたくなるような張りや弾力のある肉体表現や、その”迫力”を間近で是非お楽しみいただきたいですね。

 

 

大分県指定有形文化財 薬師如来坐像 無動寺(大分県豊後高田市) 平安時代 11世紀

 

−ありがとうございました。続いて、石像がずらりと並ぶ展示室(第6室)に入ってみましょう。岸本研究員は図録用の写真撮影や作品の借用のために国東半島に何度も足を運んだそうですが、その時のエピソードや作品の見どころについて教えてください。

(岸本)六郷満山という仏教文化は国東半島の深い緑や険しい岩場などの豊かな自然の中で育まれましたが、周囲に広がる海もまたそうした信仰を構成する重要な要素です。杵築市の八幡奈多宮(はちまんなだぐう)の市杵島(いちきしま)では、神秘的な夜明けに巡り合うことができました。目の前に広がる大自然の中で、歴史を感じるひとときは格別です。九州国立博物館でご覧いただいた後は、国東半島にも実際に足を運んでいただきたいですね。

 

  

▷八幡奈多宮の市杵島の夜明け

 

−展示についてお伺いします。具体的にはどのような点を工夫しながら展示を手がけているのですか?

(岸本)特に彫刻は照明の当て方ひとつで、見え方や印象が大きく変わります。例えば、この十王像の豊かな表情にご注目ください。十王像のひとつである閻魔(えんま)大王のいかめしい表情も、どことなくユーモアがあるように感じられませんか?篤い信仰心の中にどことなく和みがあるのも、この地の特色です。展示ケースに設置する際には、展示品が一番引き立つにはどうすれば良いか、光と影のバランスをとることにこだわりをもって取り組んでいますよ。

 

 

大分県指定有形文化財 地蔵菩薩坐像および十王坐像・倶生神立像 大分県国東市 重藤十王堂 室町時代 明徳4年(1394)

 

 

▷展示品の魅力を十分に引き出せるよう、照明の角度も工夫しています

 

次回も引き続き「六郷満山展」の見どころを紹介してまいります。どうぞお楽しみに!

 

◆展覧会の詳細はこちらから

http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_pre145.html

投稿者 | 989tenji |
文化交流展 特別展示「対馬 −遺宝にみる交流の足跡−」の見どころを担当研究員にインタビューしました!

4階文化交流展示室(第11室)では「対馬 −遺宝にみる交流の足跡−」を9月18日(月・祝)まで開催しています。この展示を担当した、当館展示課の一瀬研究員に見どころをインタビューしました。

 

左:烏帽子岳から浅茅湾(あそうわん)を望む

右:ツシマヤマネコ(対馬野生生物保護センター)

 

−対馬にはこれまで10回以上足を運んだそうですが、対馬はどんなところですか?一瀬さんの印象を教えてください。

 対馬は魏志倭人伝にも出てくる歴史的にも有名な場所ですが、人々は古くから漁や交易による生活を営んでいました。実際に足を運んでみると、対馬は南北にとても長く、高い山が連なる美しい山並みが印象的でした。リアス式海岸の入り組んだ入り江には集落が点在していて、昔から島内の行き来に船が使われていたんだな、と実感しました。海産物も有名で、特に穴子やひじき、アオサの天ぷらやお味噌汁も美味しいです。海の幸に恵まれた豊かな島ですね。

 

 

左:対馬の地図

右:重要文化財 元禄対馬国絵図 江戸時代 1700年 長崎県立対馬歴史民俗資料館所蔵  

 

−展示についてお伺いします。いつ頃から、どのような準備を行ってきたのですか?

 2015年に、対馬の新しい博物館建設を応援しよう!ということがきっかけで、企画が始まりました。企画にあたっては、対馬市役所の大澤さん、対馬市教育委員会の尾上さん、長崎県立対馬歴史民俗資料館の古川さん、それから当館担当者たちと一緒になって対馬の文化財について調べ始めました。2016年からは、展示品の借用交渉と並行しながら、約1年かけて出品リストを固めていきました。今年に入ってからは、図録・ポスター・チラシ制作や、展示の具体的なプランを考えて、作品も3回に分けて借りに行くなど準備を進めてきました。

 

 

 

−対馬展の見どころを教えてください。

 見どころは【対馬の交流の歴史を物語る優品が勢ぞろい】【127年ぶりの文化財の里帰り】の2つです。今回の展示作品は、対馬の歴史を物語る、様々な文化財のごく一部ですが、交流の歴史を象徴する素晴らしい作品を揃えることができました。またその中には、今回127年ぶりに九州、そして対馬に里帰りする作品もあります。対馬の法清寺(ほうせいじ)観音堂から、明治23年(1890年)の内国勧業博覧会に出陳された2体の仏像は、その後、帝室博物館(現在の東京国立博物館)に所蔵され、現在に至っています。このように、様々な理由によってゆかりの地を離れた文化財を、“里帰り”という形でご覧いただけることが一番の見どころです。

 

 

左:菩薩立像 佐須観音堂伝来 平安時代 10世紀 東京国立博物館所蔵

右:長崎県指定文化財 如来坐像 佐須観音堂伝来 平安時代 10世紀 長崎・法清寺観音堂所蔵

 

−お客様には展示のどのような点を見ていただきたいですか?

  対馬の文化財は、島外ではなかなか見ることが出来ません。対馬の原始・古代から江戸時代までの文化財を一堂に紹介する展覧会は久しぶりではないでしょうか。それぞれの文化財の魅力や迫力を間近で感じていただけるように、例えば文化財をケースの外に出して展示したり、様々な角度から鑑賞できるよう配置したりと、様々な工夫を凝らしています。

 

 

 

−展示で大変だったところはありますか?

 展示には、テーマや作品に即した色々な手法があると思いますが、出来るだけ文化財の魅力と向き合って欲しい、という想いを込めて、会場の雰囲気や解説を出来るだけシンプルにしました。解説も、限られた文字数の中で伝えたいことを伝えるには、やはり苦労が伴います。また、多くの関係者とともに展示を作っていくため、連絡ミスなどがないように気を配りましたが、その分対馬の魅力を一番よく理解している方々の協力を得ることが出来たことは、とても良かったと思います。来館者の皆様には、様々な文化財から、対馬の“交流”の歴史を感じていただきたいですし、さらには今回の展示が対馬の新しい博物館にも繋がっていくことを願っています。

 

−ありがとうございました。 会期期間中はミュージアムトークなどの関連イベントも開催しています。皆様のお越しをお待ちしています。

文化交流展 特別展示「対馬 −遺宝にみる交流の足跡−」HP http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_pre144.html

 

投稿者 | 989tenji |
夏だ!海だ!水中考古だ! 〜夏のおでかけは、これで決まり!〜

夏のおでかけは、海!海 という方もいらっしゃるかと思います太陽 

 

 

さて、海は海でも・・・海 この夏、きゅーはくに、こんなスポットができました キラキラ

 

 

 

 

 

えっっ、何でダイバーがいるのDocomo108Docomo108​​Docomo108びっくり 

 

 

 

 

 

 

 

ひょっとして・・・ここは海の中Docomo108Docomo108​​Docomo108びっくり 

 

 

 

 

ただいま4階文化交流展示室(第9室)では910日(日)まで

「水の中からよみがえる歴史−水中考古学最前線−」を開催中です。

 

 

水の中にも遺跡があると聞くと、驚く方も多いかも知れませんねびっくり

陸にある遺跡と同じように、実は水の中にも遺跡があり、水中遺跡と呼ばれていますグッド

もともと陸地であった場所が水没してできた遺跡や、沈没船船といったものも、調査・研究が行われているんです目 

 

展示内容はこちら見る 

http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_pre143.html

 

 

 

725日(火)には、当館研究員の佐々木蘭貞さんによるミュージアムトークが行われ、テレビ局の取材も来ている中、大勢のお客様が熱心に聞き入っていました。佐々木さんは水深30mまで潜って遺跡の調査をしたことがあるそうです!びっくり

 

 

 

沖縄県多良間村高田海岸沖海底調査の様子 沖縄県多良間村教育委員会 九州国立博物館

これは多良間村の高田海岸の沖で発見された、19世紀に座礁・沈没したオランダ商船の積荷の調査の様子です。

 

展示室では、誰にでも興味をもってもらえるよう、分かりやすいパネルで解説

夏休みの自由研究に困っている方も、必見です!!

また、図録は展示室で無料配布をしているので、調べモノにもぴったり!鉛筆ノート

気分も涼しくご覧になれます うちわ

 

 

 

シンポジウムやミュージアムトークなどの関連イベントは8月中も開催します。詳しくはHPをご覧ください。この夏、水の中に眠っていたタイムカプセル薬から、よみがえる歴史を感じてみませんか?海海手

(協力:船の科学館「海の学びミュージアムサポート」)

投稿者 | 989tenji |
鏡を見る目が変・わ・る・か・も?!

いよいよ、夏本番 すいか

ちょっと歩くだけでも、汗だくになりますね〜 汗 汗

 

さて、ふだん何気なく見ている鏡。

みなさんは今日、鏡を見ましたか?顔

例えば、「あ〜っエクステンション髪がボッサボサだな〜涙」と、あわてて洗面台で直したり・・・くし

 

そんな身近な鏡ですが、古代の人々は、自分の姿を見るだけでなく

太陽の光を反射させて来世で再生を願う祭祀の道具や、権力の象徴としても使っていました太陽

古代の人々にとっての鏡は、現在とは異なる使い方や意味をもつ、重要なものだったと思うと

何だか興味が沸いてきませんか?? びっくり

 

例えば、これは4階文化交流展示室にある、

「魏志倭人伝」にも出てくる、伊都国(いとこく)の王様のお墓を復元した模型やじるし

伊都国とは弥生時代の国で、現在の福岡県の西側の糸島市にあったとされています。

 

伊都国王墓 甕棺実物大模型 弥生時代 紀元前1世紀末

 

 

 

この模型の裏側に回ってみましょう・・・・走る

 

 

 

 

おぉぉぉ〜びっくりエクステンション

 

 

タイムカプセル?!薬 のようなフシギな形ですね〜びっくり

これは、大きな甕の口と口を合わせた、『甕棺(かめかん)』で、

弥生時代の北部九州でしか見られない、とても珍しい埋葬方法です!

 

 

 

 

ちょっと中を覗いてみると・・・

 

 

 

 

王様の身体をぐるっと取り囲むように、青銅鏡などの副葬品が並べられています。

鏡がいかに大切なものとして扱われていたかが分かりますね びっくり

この風習は、次の古墳時代になっても続くんです 顔

 

三角縁神獣鏡 福岡市卯内尺古墳出土 古墳時代4世紀 九州国立博物館所蔵

 

三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)は、古墳時代前期(4世紀)を代表する鏡で、

同じ鋳型からつくられた鏡が各地で出土しています。

王と王との間の絆のあらわれでしょうか?!

 

鏡の背面には、中国の神仙思想などに基づく文様や銘文が刻まれました。

よく見ると、神様の像や、伝説上のけもの・・・そして、お魚の文様も!

 

  

(左:神様、中央:けもの、右:2匹の魚)

 

 

また、古墳時代後期(6世紀頃)になっても、鏡から各地とのつながりが分かります。

この時代は、鏡に粘土を押し付けて型をつくる、同型鏡といわれる「鏡のコピー」が行われ

そのコピーは繰り返されていったそうです。

後の時代になるほど、鏡の文様が粗くなり、傷も付くようになりました。

 

こちらの鏡は何と、韓国・百済の武寧王(ぶねいおう)のお墓から出てきた鏡と同じもの!!

このことから、日本と韓国とのつながりが伺えますね。

 

 

百済武寧王陵と同型の鏡 (左:鏡面 右:背面)

伝滋賀県野洲市三上山下古墳出土 古墳時代 6世紀 九州国立博物館所蔵

 

 

 

魚佩(ぎょはい)韓国三国時代 5〜6世紀 東京国立博物館所蔵

 

ちなみにこの「百済武寧王陵と同型の鏡」には、一緒に埋葬されていた

大刀の飾り(魚佩)が背面にくっついて出土しました

(※画像の赤い線は、魚佩の跡が分かるようになぞったものです。) 

 

このように、所蔵品の背景や、時代の流れを比べながら見てみると

時代によって鏡の作り方が異なることや、その時の日本各地や海外の国々とのつながりなどが

具体的に見えて来るんです 手電球

 

これから鏡を見る目が変わるかも・・・ びっくり びっくり

 

暑い日こそ、歴史を肌で感じながら、きゅーはくで涼みませんか?風鈴 うちわ

4階文化交流展室で、お待ちしています!ばいばい

 

  

 

投稿者 | 989tenji |
名品にみる茶の湯の歴史と高取焼

太宰府天満宮東神苑の菖蒲が見頃を迎えています。

苑内にある菖蒲はなんと約55種3万本、紫陽花は約5,000株もあり、

白やピンク、紫など、色とりどりの花々が私たちの目を楽しませてくれています。

 

   

 

さて、現在文化交流展示室の第11室では、「茶の湯を楽しむ」をテーマとする展示を開催しています。

先日5月30日には、担当の酒井田さんによるミュージアムトークが行われ、

熱心なやきものファンが集いました。

 

   

 

福岡市美術館・田中丸コレクションの所蔵品を中心に、室町時代の唐物数寄から、安土桃山時代まで、

そして高取焼の名品を紹介していますが、その中で特におすすめの2点をご紹介します。

 

唐物茶入 銘 博多文琳 中国・明時代 14〜15世紀 福岡市美術館(黒田資料)

 

1つ目は、博多の豪商神屋宗湛(1551〜1635)が所持していた唐物茶入です。

かの有名な豊臣秀吉を招いた茶会で使用したところ、秀吉より所望されたそうですが、

宗湛は「日本の半分となら交換しましょう」と機転を利かせて断り、

秀吉を諦めさせたエピソードがあるそうです。

その後、第2代黒田藩主忠之が、黄金2千両(現在の金額で2億5千万円以上!?)、知行500石で

召し上げとなり、以後黒田藩に伝えられました。

 

 

高取四方耳付水指 銘 若葉雨 高取・内ヶ磯窯 江戸時代 17世紀 田中丸コレクション

 

2つ目は高取焼。

この作品は、鮮やかな緑色が若葉に降る雨を思わせます。

この水指を使うたびに雨が降ったというエピソードもあるそうで、新緑の美しい季節にふさわしい作品ですね。

 

高取焼とは、筑前黒田藩の御用窯で、慶長7(1607)年に現在の福岡県直方市郊外に築かれた

「永満寺窯」にはじまる、福岡県の焼き物のルーツといえる存在です。

 

「名品にみる茶の湯の歴史と高取焼」は6月25日(日)まで開催しています。

ぜひ太宰府天満宮の季節の花々と一緒に、九州国立博物館にも足を運んでお楽しみください。

http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_pre142.html

 

投稿者 | 989tenji |
「D・A・K・O」って、なんだろう?

DA=大好きおんぷ

KO=古代手

 

古代に該当する時代は、諸説ありますが・・・

日本史では「飛鳥時代〜平安時代」を指す場合が多いようです本

 

九博では4F文化交流展の「3テーマ 遣唐使の時代」に相当します。

とくに、関連第8室は「遣唐使とシルクロード」をテーマとする展示室です。

 

古代には遣唐使船をはじめとした船舶が、東シナ海を往来していました。

その主たる目的の一つが「交易」です。

日本にも、たくさんの交易品がやって来ましたしゃきーん

 

その中の一つが、本日の主役「唾壺」ですエクステンション

「唾(つば)壺(つぼ)」と書いて、「だこ」と読みます。

 

どのように使うかと言うと・・・

唐美人「ちょっと・・・のどの調子が・・・」

 

そんなときには、コレ矢印上

「莞花(げんか)」と「唾壺(だこ)」きらきら

莞花は、フジモドキという植物のつぼみで、咳や痰に効用があります。

唾壺は、のどにからまった痰を吐き出す容器として使いました。

 

唐美人も愛用したであろう、これらの品々・・・

舶来の高級品として、平安貴族も愛用していましたしゃきーん

※イメージ

貴族たるもの、唾や痰を吐くときでも「雅」が求められますきらきら

 

現在、「大宰府と交易」で展示している唾壺は、筑紫野市で発見された新資料ですカメラ

現在のJR二日市駅周辺の地下に眠る堀池遺跡で見つかった墳墓から出土しました!

大宰府に勤めていた役人が愛用していたものと考えられています。

 

実は、今回CTスキャナで内部を観察!

さらに3Dプリンタで復元してみました!!!

 

遣唐使船の舶来品の中に混ざっていますので、ぜひ探してみて下さいしゃきーん

※遣唐使「舶来の貴重な品なので、壊れないように大切に取り扱って下さいほっ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者 | 989tenji |
期間限定 九博でアジア各地の動物に会える!?

前線の北上とともに・・・

アジア各地から、いろんな動物が4階文化交流展7室「アジアを旅する」に来館中。

 

どんな動物が集まっているのか矢印上

少し覗いてみましょうゆう★

 

熱帯雨林のジャングルから来館中。

 

古くから日本に住んでいる動物も歩き回っています。

 

幻の珍獣も出現!?

 

動物達は6月4日(日)まで九博に滞在するようなので、是非、文化交流展にご来場下さいkyu

 

 

カップルも

 

親子も

 

団体客も

 

首を長〜くして、お待ちしておりますkyu

投稿者 | 989tenji |
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