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なりきり考古学者体験

 体験型展示室「あじっぱ」では、1月16日(土)にワークショップ「なりきり考古学者体験」を開催し、小学校4年生から大人の方まで幅広く楽しんでいただきました。 今回はマコとキャリパーとうい専用の道具を使って「実測図」を作成する体験です。「実測図」は発掘調査の成果を報告書にまとめるのに欠かせない資料です。
 
 開始前の会場は、波を打つ静けさです。そして、ワークショップが始まると、最初に「本物の」弥生土器と須恵器に触れて、「本物の」考古学者が描いた実測図と比較します。
 
 いよいよ実測開始。三角定規を組み合わせて高さを測ったり、「キャリパー」を使って厚さを測ったりします。
 
 難しいところは職員がサポートします。みんな真剣です。
 
 活動時間およそ1時間半。慣れを必要とする実測図を完成させました。    
 「なりきり考古学者」は、今回が今年度の最後の回でした。次回のワークショップ「なりきり学芸員体験」は2月27日(土)に3回開催予定です<事前申込が必要で、小学校4年生以上を対象としています>。大人の方も参加できますよ。既に受付中で、第1回(10時開始)は定員に達しました。第3回(15時開始)は余裕があります。
 特別展が終わり、少しゆっくりした時間が流れる九州国立博物館へ来て、ワークショップに参加されてみてはいかがですか。
投稿者 | 989edu |

芦屋鋳物師の技術力を体感!

ただ今、九博4階文化交流展示室第9室では『芦屋鋳物師の世界〜中世鋳金の美と受け継がれた技〜』と題した展示を展開中です。

かつて博多に次ぐ繁栄を誇った港町、芦屋津(あしやづ・現在の福岡県遠賀郡芦屋町)。
遠賀川の河口に位置する芦屋は、茶の湯の名器として知られる芦屋釜のふるさとでもあります。
鋳造(ちゅうぞう)という金属加工技術を用いてものづくりをする職人を鋳物師(いもじ)と呼びます。
中世芦屋で活躍した鋳物師達は、その確かな技術力によって高く評価されていました。

その技術力の高さをみなさんに確かめていただくために、芦屋鋳物師の技術力体感コーナーを用意しました!手

見た目は全く同じに見える二つの茶釜。実は厚さが違います。

芦屋釜は薄くつくられているのが特徴のひとつなのです。
通常の釜の厚さは3mmですが、芦屋釜は厚さ2mm!
薄ければそれだけ軽くなって使いやすいですが、あんまり薄いと壊れやすくなってしまいます。
そのぎりぎりの厚さが2mmなのだそうです。
室町時代から江戸時代までの間に日本各地でつくられた釜をみても、これほど薄くつくられている釜はほとんどなく、現代の職人さんでも2mm厚の釜を作ることができる方は非常に少ないのだとか。
姿も美しいけれど、それだけではない芦屋釜。
実際に手にとって、この厚みの違いを確かめてみてください。ヤッタv

『芦屋鋳物師の世界〜中世鋳金の美と受け継がれた技〜』平成28年4月17日までです。
 
投稿者 | 989tenji |

特別展「黄金のアフガニスタン−守りぬかれたシルクロードの秘宝−」、好評開催中です!

先日の福岡の大雪、太宰府もびっくりするほど降りました。
ご覧ください、この真っ白な雪景色。




さて、九博の外には雪の名残がまだまだ残っていますが、
黄金のアフガニスタン−守りぬかれたシルクロードの秘宝−」展は好評開催中です!


シルクロードの中心に位置し、「文明の十字路」と呼ばれたアフガニスタン。
古くからヨーロッパとアジアの文化が混ざり合い、独特の文化がはぐくまれてきました。

ギリシア西アジアの交流を物語る円盤や(キュベーレ女神円盤)

キュベーレ女神円盤


きらびやかな金製品の数々(冠)
冠

大変貴重な1世紀の象牙(レオグリフ形腕木)まで
レオグリフ形腕木

アフガニスタン国内の争乱の中、命がけで守られてきた秘宝の数々をご紹介する特別展です!


2006年にフランスのギメ国立博物館から始まったこの特別展、
イギリスの大英博物館、アメリカのメトロポリタン美術館など、
世界10カ国を巡回して、日本での初公開が九博なのです。

この機会を逃しては、国内ではまず見ることができない貴重な作品ばかりですよ。


本展のスペシャルナビゲーター・鈴木亮平さんの音声ガイドも分かりやすいと評判です!
(実は先日、九博にご来館いただきました!!!
 鈴木さんのブログでも展覧会を紹介して下さっています!)



特別展「黄金のアフガニスタン−守りぬかれたシルクロードの秘宝−」は、
バレンタインデー(2/14)まで!
ぜひご来場ください!!!
 

作品は全てアフガニスタン国立博物館蔵 ©NMA/Thierry Ollivier

投稿者 | 989edu |

わくわく通信(ひなたぼっこ号)を発行しました!!

 体験型展示室「あじっぱ」関連のワークショップ等をお知らせする「わくわく通信」。年に5回、九博近隣の小学校に配布していますが、最新号の「ひなたぼっこ号」を発行しました。 今回は「ガムランワークショップ」(2月28日)をはじめ、「なりきり学芸員体験」(2月27日他)、「親子で茶道体験」(2月7日他)、「さいふごま大会」(2月7日)、「九博 子どもフェスタ」(2月20日・21日)などを紹介しています。

PDFダウンロード

投稿者 | 989edu |

第7回 きゅーはく女子考古部 〜「1350年間前から君を見守っているよ」チョコ作り〜

今月のきゅーはく女子考古部の活動は、

「1350年間前から君を見守っているよ」チョコ作りチョコ

2月14日のバレンタインデーに向けて、がんばりましたき


↑1月班が作ったポスター(右)と、鬼瓦についての資料。
気合いの入れ具合がわかります手

チョコ型の原型がコレ↓ハート
チョコ型原型
大宰府政庁跡近くで見つかった、イケメン鬼瓦(左)

同じく大宰府政庁跡近くの学校院で使われていたとされる、
草花の模様がかわいい文様塼(せん)(右上)*塼はレンガのこと

前漢時代に中国で作られた草葉文鏡(そうようもんきょう)(右下)

この中から好きなものを一つ選びます。

九博自慢のハイテク機器、三次元デジタイザを使って、
正確な形のデータを取り、3Dプリンタで出力したので
超リアル!

はじめに、1月班からそれぞれの文様の説明がありました。

「鬼瓦は大宰府政庁の屋根に使われていて、魔よけの意味がありました。
守って欲しい殿方がいる方は鬼瓦を選びましょう」

「鏡は、身分が下の人にあげるものです。
そのような殿方には、鏡が良いかもしれません…」

説明の後は、作り方のデモンストレーションペコちゃん

↑真剣な眼差しの部員たち目

ステップ1.型を作ります。

樹脂のかたまりをお湯に入れてやわらかくします。


樹脂を鬼瓦や鏡の原型にしっかり押し付けて…


固まったら、型から取り出します。

前回作ったマイ貫頭衣をエプロン代わりにしている人もkyu

草葉文鏡の型ができあがりました拍手


ステップ2.チョコレートを流し込みます。

チョコレートを湯煎します。

ホワイトチョコに、すりごまを混ぜてリアルな色に!

湯煎したチョコを型に流し込みます。


ステップ3.冷蔵庫で冷やします。


冷やしている間に、鬼瓦について部員が調べたことをみんなに話します。
「瓦は韓国から日本に伝わりました…。」
韓国の歴史がよくわかるおススメ韓国ドラマの話を交えながらの解説です。


次は顧問のお話。
鬼瓦は大宰府政庁跡の近くから出土しました。
今から約1350年前に作られたとされています…。


お話の後は、実物を展示室に見にいきました!
「実物大のチョコをつくりたい!!!」との声も。


部屋に戻って、チョコを入れる袋を作ります。
ラッピングまで準備しているとは、女子力高いです矢印上



ステップ4.型からチョコを取り出して完成!

↑本物そっくりの鬼瓦チョコ。


↑中国の鏡は、抹茶の粉をまぶして青銅のような色に!

さてさて、1350年の重〜い想いがつまったチョコは、
果たして誰にあげるのでしょうかゆう★

部員のみなさん、検討を祈ります!手

 
投稿者 | 989edu |
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